ローカル線とよーいドン 沿線歩いて走って、乗っちゃって 青空の下で18キロ満喫
長野県上田市の上田電鉄別所線沿線で25日、歩いたり走ったりして別所温泉を目指す催し「別所線と走ろう、歩こう!! ラン&ウォーク」が開かれた。県内外から約300人が参加し、晴天の下に広がる塩田地域の田園風景を楽しんだ。 【写真】別所線のイベントで仮装して交流する参加者
上田城跡公園やぐら下芝生広場を出発し、約18キロ先の「あいそめの湯」に向かった。途中の下之郷駅と舞田駅にはエイドステーションがあり、若者たちの自立を支援する認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人」(上田市)の生徒や長野大(同)の学生が「お疲れさまです」と声をかけた。舞田駅近くでは市内のチアリーディングチーム「上田エンジェルス」がポンポンを振ってエールを送った。 別所線を乗ってもいいルールで、途中からフリーきっぷを使って、電車に乗る人もいた。イベントを盛り上げようと忍者の仮装をして参加した群馬県の会社員飯沼勲さん(69)は「山や田園風景が広がる中を走るのは気持ちよかった」。 イベントは市民有志らでつくる実行委員会が主催し、14回目。実行委員長の田中崇さん(69)は「天気も良く、塩田平の景色を楽しんでもらえたと思う。上田市の良さを感じてもらえたらいい」と話した。