明徳義塾 選手紹介/3 合田涼真選手/米崎薫暉選手 /高知
<センバツ2020> ◇堅守と巧打で存在感 合田涼真選手(2年) 堅守と巧打でチャンスを広げる。2019年秋の成績では10打点を記録し、攻守共に存在感を放つプレーヤーだ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 愛媛県出身で、幼い頃から明徳義塾の試合はよく見ていた。バントなどの小技をうまく使い、堅い守りを大事にして甲子園で勝ち上がっていく姿にあこがれ、入学した。 堅実な守備が評価され、2019年夏はサードなどで活躍。打撃ではミスなく丁寧に決めるバントやボール球を見極める落ち着いたプレーが光る。新チーム発足後は2番を打つことが多く、数多くの得点に絡んだ。 昨秋の明治神宮大会で他の強豪校との体格差を痛感し、この冬は体作りに取り組んできた。「自分たちの野球をして一つでも多く勝ちたい」と冷静に先を見据えている。 ◇父譲りの強肩が武器 米崎薫暉(くんが)選手(1年) 近鉄や阪神で遊撃手として活躍した父薫臣(くんじ)さん譲りの強肩が最大の武器。2019年夏は1年生ながらレギュラーを勝ち取り、遊撃手として甲子園でプレーした。 幼い頃からボールで遊ぶのが好きだった。明徳義塾が毎年のように甲子園に出場していることを知り、進学を即決した。 守備には定評があるが、昨夏の甲子園には苦い記憶が残っている。智弁和歌山戦。リードしていた七回、目の前に飛んできたボールがイレギュラーして捕球できず併殺の機会を逃した。この間、同点に追いついた智弁和歌山の勢いは止まらず、逆転負けを喫した。その試合の映像だけはいまだに見られないという。 目標は「ノーエラー」。センバツの大舞台で雪辱を誓う。