「ブチュー」と音が聞こえてきそうな激しいキスだった──。（’04年３月19日号）

10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’04年３月19日号掲載の「市川新之助『金髪モデルと西麻布の路上ディープキス』写真」をお届けする。 【衝撃画像】すごい……１度だけじゃ満足できない‼ 新之助と金髪モデル女性の濃厚キスシーン‼ ’04年当時、まだ市川新之助の名だった13代目市川團十郎（当時26）。この前年には米倉涼子（当時28）との熱愛を本誌が報じており、このときも交際中と見られていた。５月に11代目市川海老蔵襲名を控えていた彼だったが、夜はこんなにノリノリで遊んでいたのだ。 ◆「吸い合うようなキス」を長々と２度も…… 《ブチューツ。 あ～あ、米倉に怒られるぞ～。 深夜の路上で、大胆にも美女と熱～いキスを交わしているのは市川新之助。さすがは歌舞伎役者らしく、やることは豪快。人目なんか気にしないもんね。よっ、成田屋！ でも、ちょっとヤバくないかい？ 相手の女性は、彫りの深い目鼻立ちをした美形で、スタイルのよさが際立つが、恋人と言われる女優・米倉涼子とは、明らかに別人だ。よく見れば髪は金髪、瞳はグリーン……、外国人である。》 おりしもこの日は２月14日のバレンタインデー。いつになく賑やかな西麻布の一角にあるダイニングバーの前に停まったタクシーから降り立ったのが冒頭の外国人女性だった。先にバーに来ていた新之助が迎えに現れ、二人は店の中へ入って行った。 この外国人女性は24歳、ルーマニア出身のモデルだった。彼女について記事では次のような知人のコメントを紹介している。 《彼女は来日４年目で、日本語はペラペラ。外国人を専門に扱うタレント・モデル事務所に複数、登録していて、テレビのCMに出演したこともあります。身長170cm、バストも大きいし、プロポーションは見事ですよ》 友人も交えて２時間ほど食事を楽しんだあと、バーを後にした新之助はすでにご機嫌な様子だった。人混みの中で彼女と手をつないだり、腕を組んだりするほどの大胆さ。そして、クラブを２～３軒とハシゴするうちに、新之助の行動はさらにエスカレートしていく。３軒目のクラブの入り口では、彼女と抱き合ったまま腰をグリングリン回す謎のダンスを踊り出す始末だった。 そして、冒頭のキスシーンが目撃されたのは、午前０時すぎに３軒目の店から二人が出て来たときだった。 《だいぶ酔っているようで、新之助の目には普段の鋭い眼光が宿っていない。トローンというか、デレ～というか。そんな新之助に彼女が腕を回し、まずは軽くキス。さらに頬にキス。すると新之助も〝十八番〟の熱い抱擁で、彼女に応える。そしてシメに、冒頭の吸い合うようなキスを長々と２度も交わし、お互いに手を振って別れた。》 二人の関係について、前出の知人は次のように証言していた。 《彼女は、夜は銀座の高級クラブで働いており、２ヵ月ほど前に店の常連客である新之助と知り合ったみたいです。新之助のほうがゾッコンで、毎週のように店に通っては二人一緒に帰ったり、週末に彼女が彼のマンションに遊びに行ったり、二人でドライブを楽しんだこともあるそうです。 米倉のことを、聞き上手な彼女に相談することもあるようで、『彼女（米倉）のほうが仕事も収入もある』と、悩んでいたとか。彼女は２月28日に行われた彼の舞台にも、招待されて見に行っていましたよ》 常々「稽古したぶん、遊んで、もっとモテたい」と公言している新之助だけに、今回の「路上ディープキス」も〝芸の肥やし〟なのかもしれない。ただ、米倉との仲が気になるところなのだが……。 だが、やはりこの一件は〝芸の肥やし〟だったようだ。本誌の記事で新之助と米倉が別れることはなく、この半年後の８月にも二人はニューカレドニアへの〝海外極秘旅行〟を報じられていた。その後、’05年ごろには破局したとされる。 新之助は海老蔵を襲名後の’10年３月にフリーキャスターの小林麻央さんと結婚する。’11年７月に長女の麗禾ちゃんが、’13年３月に長男の勸玄くんが誕生してからは、家族の様子をブログで発信するようになり、すっかり〝良きパパ〟のイメージが定着した。麻央さんは’17年６月に亡くなってしまうが、’22年10月に13代目市川團十郎白猿襲名後も〝シンパパ〟として子供たちの成長を見守っている。 この記事はそんな彼が、まだ新之助だった頃の〝武勇伝〟の１つなのだ。