TDS「ファンタジースプリングス」今日オープン! エリア入場方法&乗り物酔い度をご紹介<東京ディズニーシー>
■酔いやすい人は少し注意! 次に紹介する「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は少し注意が必要。12人乗りのライドに乗って、約6分間のネバーランドの旅へ、3Dゴーグルを着けて向かいます。本アトラクションは、最初のうちは映像を融合させたセットを見ていきますが、物語が進むとフルスクリーンに。題材が『ピーター・パン』なのでもちろん浮遊感ありで、上下左右に揺れながら、スクリーン上で繰り広げられる物語を楽しみます。映像酔いをする人は、何か対策をしたほうが安心でしょう。ただ、ずっと同じ場所ではなくシーンが変わるとライドも移動するので、少しだけ目を休める時間はあります。やばいと思ったら目をつぶったり、天井を見たりして、現実に戻ってくるといいでしょう。「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が平気で、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が怖い筆者は、少し目が回ったものの、その後体調不良にはなりませんでした。 ところで『ピーター・パン』のアトラクションは東京ディズニーランドにもありますよね。「ピーターパン空の旅」です。こちらでは「ロンドンの街からネバーランドへ」冒険の旅に出ますが、ロストキッズの一員となって、ピーターパンやティンカーベルとともにフック船長と海賊たちからジョンを救出する「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は終着地点がネバーランドになっています。ここがすごいところで、アトラクションを出れば、目の前にネバーランドが広がり、ゲストはロスト・キッズの一員でい続けられるという流れに。アトラクション終盤のピーターパンの言葉は、パークを出るまで心に響くので、ぜひ大切に持ち帰ってほしいです。 ■空間演出が素晴らしい 最後は「アナとエルサのフローズンジャーニー」。「素晴らしい!」。もうこれ以上何も考えられないくらい余韻に浸ってしまうアトラクションでした。16人乗りのボートに乗って約6分30秒、『アナと雪の女王』の物語をたどります。「ラプンツェルのランタンフェスティバル」や「イッツ・ア・スモールワールド」などほかの水流ライドタイプのアトラクションとは異なり、後ろにも下がるのが「アナとエルサのフローズンジャーニー」の特徴です。 「雪だるまつくろう」パートでは、扉を開けてほしいアナに向かって真っすぐ進んだかと思いきや、扉が回転し、逆サイドにいた塞ぎ込んだエルサが出現。そんなエルサの心情とリンクするかのように、ボートは後ろ向きに進んでいきます。ストーリーをただ追うだけでなく、ライドがキャラクターの心情に寄り添うような動きで進むため、これでもかというくらい心が揺れ動かされました。 そしてこのアトラクションが素晴らしいのは、“音楽”を大切にしているところ。「雪だるまつくろう」に始まり、「生まれてはじめて」「とびら開けて」「レット・イット・ゴー」がうまくつなぎ合わされているほか、従来の水流ライドアトラクションだと、一本道のためボートのタイミングによっては、音楽に途中から参加するパターンもありましたが、部屋を分けたりボートの向きを変えたりすることでシーンが細かく刻まれているので、どんぴしゃなタイミングで、音楽が始まり終わっていきます。本アトラクションでは落ちる箇所もありますが、「カリブの海賊」ほど長くなく、下がすぐそこに見えるほどの高さからの落下なので、そんなに恐れることもないです。「レット・イット・ゴー」ではぜいたくに3体のエルサのアニマトロニクスが登場。それに対してハンスは映像&シルエットのみの登場で、扱いの差に笑ってしまいます。 4つの新アトラクションを有した「ファンタジースプリングス」は、いよいよグランドオープン! ここで得た“夢を見る”という力は、現実世界に戻っても効力を発揮し、ゲストそれぞれの物語に彩りを与えることでしょう。 【「ファンタジースプリングス」概要】 オープン日:6月6日(木)