全国市長会長に広島・松井市長 「競争より協調重視の政策を」
全国市長会は12日、東京都内で総会を開き、立谷秀清会長(福島県相馬市長)の任期満了に伴い、松井一実広島市長(71)を新会長に選んだ。松井氏は「社会経済の変化に対応していくために、競争よりも協調を重視する政策へ発想転換する」と抱負を語った。任期は2026年の総会まで。 総会では、東京一極集中の是正や税財源の充実のほか、能登半島地震で被災した自治体への財政支援拡充を求める決議を採択した。被災自治体の代表として登壇した茶谷義隆石川県七尾市長は「復旧復興を成し遂げて、みなさんを能登に迎えられるよう取り組む」と決意を述べた。