〈タワマン刺殺〉「これはストーカー事件です」被害者A子さんの元夫の慟哭。和久井容疑者はSNSで自宅を特定して郵便物を物色…店を出禁になると「今までの会計返せ」「1回くらいいいだろ」事件1カ月前のある投稿が凶行の火種に?
元ガールズバー経営者のA子さん(25)が、かつて客だった51歳の男から「渡した金を返せ」と西新宿の自宅タワーマンション敷地内で迫られ、刺殺された事件で、集英社オンラインの取材にA子さんの元同僚で、元夫Bさんの“親友”でもあるDさんが答えた。徐々にストーカーへと変貌していく和久井学容疑者(51)の素顔に迫った。 〈画像多数〉海やジャグジーで元夫のBさんと微笑むA子さんの“素”の写真と、和久井容疑者のストーカー行為に恐怖したA子さんが友人に送った「催涙スプレーとスタンガンを買った」とのLINE画像
「アスカと帰れねえなら俺は帰らねえぞ!」
今から6、7年前に趣味のTWICEのオフ会でA子さんと知りあい、2021年にA子さんがガールズバーをオープンしてからは、彼女に異常な執着心を見せるようになった和久井学容疑者(51)。 店内では“わくちん”と呼ばれていた彼の本性があらわになったのは、2022年の初旬ごろ。A子さんが上野の湯島エリアにキャバクラ「C」をオープンしてから1カ月ほど経ったころだったという。 「ある日を境に、深夜の1時に店が閉店しても和久井はソファから立ち上がらずに、『アスカ(A子さんの源氏名)と帰れねえなら俺は帰らねえぞ!』と怒鳴るようになったんです。周りのボーイが止めても『触るんじゃねえ!』と激昂しだす始末で、110番することも増えていって。 そうした和久井の行動を恐れて、A子は怖くて店に行けないこともありました。しかも和久井は、A子からLINEの返信がないと腹いせに、わざわざ閉店後の『C』まで来て、店の前に置かれた空き瓶を蹴り上げたりもしたそうです。 ある日、和久井が『帰らない』と店内に居座るので、ボーイが帰そうとすると、店内にある空き瓶をぶん回して暴れたので、キャストたちも全員怖がっていました」 和久井容疑者の迷惑行為に耐えかねたA子さんとBさん(元夫)は、最寄りの警察署に相談に行くようになった。だが和久井容疑者は変わらず、こんな「奇行」も起こしている。 「営業後『C』の前に和久井がいたため家に帰れなかった二人は、知り合いから車を準備してもらい警察に行こうとしていました。すると和久井はテレビでも映っていたあの軽自動車で尾行してきて、赤信号で停まった瞬間に、まるで暴走族のようにグルグルと車を囲むように回りだしたそうです。 そうした一件もあり、Bは和久井に『C』への出入り禁止の旨を伝えたのですが、あいつのストーカー行為は終わるどころかどんどんエスカレートしていったと聞いています」