身元不明男性の死体遺棄容疑事件から半年 8月に似顔絵や複顔画像公開も身元の特定に至らず 約70人態勢で捜査「ささいな情報でもいいので寄せてほしい」
今年5月、島根県益田市美都町宇津川の国道191号沿いの山中で、身元不明の男性の遺体が発見された死体遺棄容疑事件から半年あまりが過ぎた14日、益田署は現場付近でチラシを配り、あらためて情報提供を呼びかけた。 【2024年8月】死体遺棄とみて公開捜査 島根県警、益田市の国道沿いに身元不明の遺体
8月に似顔絵や複顔画像を公開したが、有力な手がかりがなく、身元の特定に至っていない。島根県警はチラシを新たに千枚作成。この日は現場近くで中尾節也署長ら14人が、事件の概要を説明してドライバーに手渡した。市内3カ所の商業施設でも配った。 約70人態勢で捜査を続けており、中尾署長は「ささいな情報でもいいので寄せてほしい」と話した。 現場は銅ケ峠トンネルから北に550メートルの191号脇ののり面で5月2日夕、通行人が「人があおむけに倒れている」と110番した。 遺体は50代以上で168センチくらいの中肉、白髪交じり。右眉頭周辺に骨腫、右肘に黒色のあざ、腰と左ふくらはぎに床ずれがあった。服装は黒の長袖Tシャツに紺色の長ズボンで、ズボンは腰回りが切り取られていて太ももから足首までしかなく、紙おむつを着けていた。目立った外傷はなく、所持品もなかった。 情報提供は益田署、電話0856(22)0110。