「イングランド代表はクラブよりも優先される」 怪我で離脱者続出という異例の状況にケインは不満か
9人が離脱
11月のネーションズリーグでギリシャ代表、アイルランド代表との試合を控えているイングランド代表だが、今回の招集では9人もの選手が辞退することとなった。 リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、チェルシーのコール・パルマー、レヴィ・コルウィル、マンチェスター・シティのフィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ、アーセナルのブカヨ・サカ、デクラン・ライス、そしてサウサンプトンのアーロン・ラムズデールが負傷を理由に参加しないことが決まっていたが、さらに13日にはエヴァートンのジャラッド・ブランスウェイトの離脱も発表された。 これまでにない緊急事態とも言える状況だが、イングランド代表のキャプテンであるハリー・ケインはこの状況に不満を露わにしている。 「(ガレス)サウスゲイトはイングランド代表でプレイする喜びを取り戻してくれた。どのキャンプでも参加者は来ることに興奮していたし、イングランド代表としてプレイしたいと思っていた。それが最も重要なことだ」 「イングランド代表が何よりも優先されると思っている。イングランド代表はクラブよりも優先される。プロサッカー選手として最も重要だ。ガレスはそれに熱心に取り組んでいたし、特定の選手からそれが見られなくなっても、決断を恐れることはなかった」 「今週は残念だ。明らかに。シーズンの中でも厳しい時期であり、それが少し影響しているのかもしれない。正直に言うとあまり好きではない。何よりもイングランド代表が優先され、クラブの状況は二の次だ」(英『Sky Sports』より) 怪我やコンディション不良により、多くの主力選手を欠く中で、11月のネーションズリーグに挑まなければならないイングランド代表。暫定監督のリー・カーズリー氏は「この状況を最大限に活用することが重要だ」と、今回選ばれた選手たちの奮起を促したが、多くの主力を欠く中で、2連勝を飾ることはできるか。
構成/ザ・ワールド編集部