橋名板盗難、県内外で同様の手口繰り返す 逮捕された容疑者の男、売却して金が欲しかった
福島県いわき市三和町の中根橋の名称などを記した橋名板4枚を盗んだとして、いわき東署に盗みの疑いで逮捕された同市小名浜大原小滝町、会社員の男(34)が、自家用車を用いて浜通りや県外でも同様の手口を繰り返していたとほのめかす供述をしていることが5日、捜査関係者への取材で分かった。 同署は県内外で起きた橋名板などの盗難被害に男が関与しているとみて捜査している。男は「借金があり、売って金が欲しかった」と容疑を認めているという。 同署は5日、被害品の橋名板4枚を公開した。いずれも縦約15センチ、横約30センチで、裏側にはバールなどを使って取り外したような傷が残っている。金属を取り扱う市内の店が4月30日、黄銅として買い取った後、不審に思って5月上旬に同署へ届け出た。同署は5日、男を送検した。
福島民友新聞社