「本当にうそみたい」ことしのノーベル平和賞に反核平和運動を進めた日本被団協が選ばれる
中国放送
ノルウェーのノーベル賞委員会は、ことしのノーベル平和賞を日本全国の被爆者らでつくる日本被団協(原水爆被害者団体協議会)に授与すると発表しました。日本被団協の 箕牧智之 代表委員が、広島市で記者会見して受賞の喜びを語りました。 【写真を見る】「本当にうそみたい」ことしのノーベル平和賞に反核平和運動を進めた日本被団協が選ばれる 日本被団協 箕牧智之 代表委員 「日本被団協…。本当にうそみたい。うそみたい」 日本被団協は1956年に結成され、反核運動と被爆体験の伝承を先導し、後遺症に苦しむ被爆者の救済に取り組んできました。日本の個人や団体への平和賞は、1974年の 佐藤栄作 元総理に次いで2例目です。 広島市 松井一実 市長 「被爆地・広島を代表してあらためて心からお祝い申しあげたい。市としてもこういった取り組み(核兵器禁止条約の署名など)をしっかりやっていきたい」 ノーベル賞委員会は、2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)にも平和賞を授与していて、核廃絶の運動をあらためて後押しした形です。
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