斎藤・前兵庫県知事パワハラ疑惑 百条委継続、10月は知事選考慮、非公開で「冷静かつ客観的に」
パワーハラスメント疑惑などの告発文書をめぐる対応が問題視され、兵庫県議会から不信任決議を受けた前知事・斎藤元彦氏は、県議会を解散せず、9月30日付で失職した。 斎藤・前兵庫県知事、最後の日に語る 斎藤氏をめぐる一連の疑惑について調査する、兵庫県議会の調査特別委員会「百条委員会」は継続して開かれる。 次回の百条委は10月24、25日。2日間で計11人の証人尋問が予定されている。 ただ、県知事選が10月31日に告示される(11月17日投開票)ため、立候補を表明している斎藤氏への尋問が選挙妨害にあたる可能性があり、非公開で行われることになった。 知事選終了後に部長級以上の職員らの尋問の映像や議事録を公開するという。 調査が予定されているのは、昨年(2023年)のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの資金集めのため、県が信用金庫への補助金を増額し、企業協賛金としてキックバックさせたとされる疑惑について。 3日、取材に応じた百条委の奥谷謙一委員長は、「すでに知事としての斎藤氏ではないが、一連の問題は従来と変わらぬスタンスで臨み、当時のトップとしてどういう責任があったのか、冷静かつ客観的に調査したい」と話した。
ラジオ関西