マクドナルドの最新キャンペーンは嗅覚に訴える…何も書かれていない看板からマックフライポテトの匂いが(海外)
ファーストフード大手のマクドナルドが2024年4月初め、新しいマーケティング・キャンペーンを開始した。 同社はオランダで、黄色や赤色だけの看板を次々と設置した。 何も書かれていないように見えるその看板からは、マクドナルドの象徴とも言えるフライドポテトの匂いがするのだ。 ファストフード大手のマクドナルド(McDonald's)が新しく風変わりなマーケティングキャンペーンを2024年4月8日に開始した。 マクドナルドは、看板からフライドポテトの匂いを出すことで、同社の象徴的な商品を活用する斬新な方法を見出した。 オランダで、マクドナルドのゴールドのアーチすら描かれていない、黄や赤だけの四角い看板が次々と設置された。しかし、このキャンペーンを仕掛けたマーケティング・クリエーターたちは、この看板が何を宣伝しているかを人々に知らせる必要はなく、匂いだけでメッセージが伝わると考えていた。 「一見何もないように見えるが、通行人が看板の5メートル以内に近づくと、看板からマクドナルドのフライドポテトの独特の匂いが漂ってくる」と同社はプレスリリースの中で述べている。 プレスリリースによると、看板はいくつかの店舗から650フィート(約198m)以内に「戦略的に」設置されたものだという。 オランダ・マクドナルドのステイン・メントロプ・ヒュリセラン(Stijn Mentrop-Huliselan)CMOは、以下のように付け加えている。 「我々の会社は、主にビジュアルを中心とした特徴的なブランド資産がよく知られている。だが、明確で感情的な記憶を呼び起こすためには、目で見るものよりも匂いの方が効果的であることが証明されている。この感覚を広告に取り入れることによって、我々はマクドナルドでの楽しい時間を人々に思い出してもらう新たな方法を見つけた」
Nathan Rennolds