AGF初となるフードバンク支援活動の社員体感プログラムを実施 様々な環境で困難に向き合っている方生活者へ「ふぅ」を提供
生活者の喜びを肌身で感じる
一方、届け先のデイケアルームやデイサービス施設では、生活者の喜びの声を肌身で感じる。 「“AGF商品をいただくとほっとする”というお言葉や“楽しみにしていた”というお言葉を直接聞くことができて率直に嬉しかった。生活が困難な方にAGF商品を提供することでその方たちのストレスを少し和らげることに気づけたのもよかった」との手応えを得る。 中前さんも「我々の商品を心待ちにして下さる方がこんなにもいらっしゃるということを肌で感じられて嬉しかった。フードバンクや行政、地域コミュニティなど様々な方々が支え合って商品がお届けできていることも実感できた」とコメントする。 「デイケアルームフローラ」では、重症心身障害児や医療的ケア児をつきっきりで看病する保護者にも重宝される。 「つきっきりで看病されているとココロが疲れてしまうはず。保護者の方はカフェに行くのも、さっと買い物に出かけるのも難しく、そうした中で、AGF商品を受け取られてとても喜ばれていた。一つの商品でこんなにも人を笑顔にできるということを改めて理解することができた」と手嶋さんは心を震わせる。 サステナビリティ推進部では、フードバンクへの参加を生活者との重要な接点の場とも位置付けている。 サステナビリティ推進部企画推進グループ参事の渡邊崇さんは「社員は普段、一般消費者と接する機会がほとんどないため、社員の視野を広げるためにもいい機会」と捉えている。 提供先のフードバンクとは覚書きを交わしている。 「AGFはフードバンクに提供した商品にも責任を持ちたいと考えており、長期滞留品の流通経路を整備することはもちろん、フードバンク提供後も適切に管理し、支援先へお渡しいただくことを確認できた6カ所のフードバンクと覚書を交わし、商品を提供している」と述べる。 社員のフードバンク活動の参加は、今後、9月・11月・1月の実施を予定している。「今期(3月期)は本社と関東支店、開発研究所の社員限定で募集した。今期の活動結果を踏まえて、回数を増やしていくことや、全国の社員を対象に募集していくことを検討していきたい」と渡邊さんは力を込める。 手嶋さんも「企業活動をより多くの方にお伝えするため、新しく立ち上げたSNSを効率よく使っていきたい。」と意欲をのぞかせる。