<負けヒロインが多すぎる!>話題のED 名曲カバーの選曲理由は?
小学館ガガガ文庫(小学館)のライトノベルが原作のテレビアニメ「負けヒロインが多すぎる!」。7月にTOKYO MX、BS11ほかでスタートし、最新話が放送される度に関連ワードがSNSのトレンドを席巻するなど人気を集めている。話題の一つがエンディング(ED)テーマだ。第1~4話はhitomiさんの「LOVE 2000」、第5~7話はKyleeさんの「CRAZY FOR YOU」、第8話以降はYUIさんの「feel my soul」と、“負けヒロイン”が名曲をカバーしており、映像も全て異なる。アニメを手掛ける北村翔太郎監督にEDテーマ、映像の狙いを聞いた。 【写真特集】こだわりがすごい! 美しい「マケイン」ED 一挙公開
◇20代が懐しく10代も分かる曲
同作は、雨森たきびさん作、いみぎむるさんイラストのライトノベル。第15回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞に選ばれたことも話題になった。食いしん坊な幼なじみ系ヒロインの八奈見杏菜、元気いっぱいのスポーツ系ヒロインの焼塩檸檬、人見知りの小動物系ヒロインの小鞠知花といった負けヒロイン(マケイン)によるドタバタ青春ストーリーが描かれている。アニメはA-1 Picturesが制作する。
EDテーマは、遠野ひかるさんが演じる八奈見杏菜が「LOVE 2000」、若山詩音さんが演じる焼塩檸檬が「CRAZY FOR YOU」、寺澤百花さんが演じる小鞠知花が「feel my soul」をそれぞれ歌唱した。そもそもどのように選曲したのだろうか?
「EDテーマはどうしよう?という話から、紆余曲折があり、ヒロインごとにそれぞれ違う曲を選ぶことになりました。原作の先生、編集部の方、プロデューサー陣を含めて会議を何カ月も続けて、選ばれた3曲です。懐かしさを感じる曲というテーマはあったのですが、会議に参加している面々の懐かしく感じる曲だと、1980、90年代の曲になってしまいます。それではまずいと思い、A-1 Picturesの若手にアンケートを取ったりして、20代が懐しく感じ、10代でも分かる曲を選ぼうとしました。最終的に全員がこれだ!という曲に落ち着きました」