小3の子どもがいます。ママ友に「お金の教育してる?」と聞かれましたが、していないので焦っています。何から学ぶのが良いでしょうか?
子どもにお金の教育をする方法
次に、子どもにお金の教育をする方法を紹介します。 ■親が子どもに自分の仕事の話をする 現代社会では、親が働いている姿を子どもに見せる機会がないケースが多く、子どもに伝わりにくくなってきています。親が働いているからこそ生活が成り立っていることを子どもに理解してもらうことも、社会や経済の仕組みを知る一歩となるでしょう。 働いて収入を得る仕組みを理解してもらうためには、両親が自分の仕事について子どもに話すのがおすすめです。可能であれば子どもに職場見学をしてもらい、実際に働く姿を見てもらうのもよいでしょう。 毎日でなくとも、週1回、月1回などで職場でのできごとや社会の動きとどのようにつながっているのかなどを子どもに話してあげることで、子どもは少しずつ働くこととお金のつながりを理解していきます。また、生産者側、サービスを提供する側などの話は、視野を広く持ち、ものごとをさまざまな角度から見る力を養えます。 両親の仕事だけではなく、さまざまな職業についている人からも話を聞けると、より考え方が広がっていくでしょう。親戚や友達の両親、近所に住む人など、異なる職業についている人から話を聞ける機会を作ってあげることも大切です。 ■子どもに夕飯の買い出しをお願いする 話を聞くだけではなく、お金の使い方を実際に体験してもらうことも大切です。夕飯の買い出しをする際、子どもに買い物をお願いしてみましょう。自分で買い物をすることで、ものがどのくらいの値段で販売されているのか、自分の目で確かめられます。 ものの価格を知るとともに、予算内で必要な食材を購入すること、必要のないものを買わないこと、品質のよい食材の見極め方など、自分で生活していくために必要な力を養えます。 夕飯の買い出しをお願いするなら、親が献立と予算を決めて、子どもには材料の書き出しから行ってもらいましょう。カレーや肉じゃがなど、子どもでも材料が分かりやすい献立にするのがおすすめです。 献立を作るために必要な材料の書き出しや、すでに自宅にあって買う必要のない材料のチェック、スーパーの広告を活用して予算内に収まるか計算するなど、お金の管理に関するさまざまな行動を実際に体験できます。
将来のためにもお金の教育は早いうちから
将来、子どもが適切にお金を管理し自立した生活を送れるようにするためにも、早いうちからお金の教育を進めることが大切です。まずは両親が自分の仕事の話を家庭でしたり、買い物を手伝ってもらったりするとよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部