「友達に悪口を言われた」と泣く長男。鈴木亜美が明かす、子どもが落ち込んでいるときの“寄り添い方”
小学生は友達とのケンカやトラブルも…
こんにちは、鈴木亜美です。 子どもが大きくなってくると、気持ちの面でのフォローが必要なことが増えてきますよね。我が家も、長男が小学生になってそんな場面が多くなってきました。今回は、子どもが落ち込んだり傷ついたりしたときに、私がどんな対応をしているかをお話ししますね。 【漫画】「学校に行きたくない」不登校で悩み、葛藤したある親子の3年間。悩んだ先で見つけた結論とは 小学1年生の男の子なので、まだまだ友達とケンカをすることもあれば、本人に悪気はなくてもトラブルが起きることがあるんですよね。少し前にも、担任の先生が電話をくれたことが。クラスの子が息子の筆箱を壊してしまったようで、事情を説明しようと連絡をくれたんです。息子に話を聞くと「僕はやってないのに、やられた」と言うんですね。何もしてないのにやられることなんてあるのかな?と思い、もう少し突っ込んで聞いてみると、名前が書いていないプリントがあってそれが自分のだと思って書き込んだら、その子のプリントだった、とのこと。それで怒ってしまったそうなんです。間違えてしまったとはいえ、最初のきっかけは息子が作っていたんですよね。そこに関してはちゃんと謝ったほうがいいよね、という話をしました。 小学生はまだまだ説明もうまくなかったり、やったことをやっていないと言ったり、何が事実かの判断が難しいことが結構あります。このケースみたいに、最初は本当のことを話してくれないことも。嘘をついたり、ごまかしたりしていれば何となく雰囲気でわかるので、特にトラブルがあったときは息子の様子を注意深く見ながら、しっかり話を聞きたいなと思っています。こちらが怒るそぶりを見せると話さないので、なるべく普通の会話と同じ雰囲気で質問を。心を閉ざされちゃうと話してくれないと思うので、そこは気をつけています。
少しでも気をそらせるように、自分の子ども時代の話を
子どもたちに何かあったとき、私は自分の子どもの頃の話をすることもよくあります。 最近も、学校から帰るとわかりやすくテンションが低かったので「どうしたの?」と聞くと、「友達に悪口を言われた」と泣いていて。友達もつい口にしてしまったのだと思うのですが、息子本人は落ち込んでいるんですよね。「自分がイヤだと感じたことは、他の友達には言わないようにしようね」と話しつつ、どうにもならないことだったりもするので、できるだけ意識をそらしてあげたいなと思って。「ママも友達にこういうことを言われたことがあって、悔しい思いをして、次の日学校を休んじゃったんだ」なんて話すと、すごく興味を持って聞くし、ママにも同じような経験があったんだと思うと、少し気がラクになるみたいです。 また、これにはいい効果もあって、息子が友達のものを壊したり、取り合いになって無理に奪ってしまったりしたときに、私はやられた子の立場で話すんです。「ママも昔、友達におもちゃ取られてすごくイヤな気持ちになって、その子と友達やめちゃった」と言ったりするとみるみる顔が青ざめて(笑)。「友達と仲良くしたかったら、ちゃんと謝った方がいいよね」と言うと、翌日すぐに謝っていますね。友達だけじゃなくて「迷惑かけたから先生にも謝ってきた!」と得意げに報告してくれたりもします。