サッカー協会前会長の田嶋幸三氏「みなし公務員、初めて知った」報道に厳しい声…「イエロー? レッド?」「いくら何でも酷すぎる」
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で受託収賄罪に問われた大会組織委員会の元理事、高橋治之被告(80)の公判が2日に東京地裁で開かれ、日本サッカー協会の田嶋幸三・前会長(66)が弁護側の証人として出廷し、大会の特別措置法により組織委理事が「みなし公務員」と規定されていたことを「知らなかった」と証言したと複数のメディアが報じた。 ◆日本サッカー協会の会長に就任した宮本恒靖氏と前会長の田嶋幸三氏【写真】 報道によると、高橋被告は、組織委の理事が「みなし公務員」だったことは知らなかったと主張。同じ立場だった田嶋氏は「残念ながら高橋さんが逮捕されて『みなし公務員』という言葉を初めて知った」と述べたという。「みなし公務員」について案内するリーフレットも配られたというが、「大量の資料があり、あったかもしれないが開いたことはなかった」と証言したとも報じられている。 X(旧ツイッター)では「自民党大物政治家並みの屁理屈、公職である事を知らなかったでは済むはずない」「イエロー? レッド?」「知ってるか知らないかなんて関係ねーだろ?! そんなの通用する?」「いくら何でも酷すぎるだろ」などと厳しい指摘が相次いだ。 高橋被告は大手広告代理店「電通」時代に“サッカーの神様”と言われた元ブラジル代表FWペレの引退試合を日本で開催して成功に導くなど、日本のスポーツイベントビジネスの第一人者としても知られる。
中日スポーツ