「絶対的な自信を持っている」浦和FW前田直輝が強烈ニア上弾を解説!「天井しかないので...」
「このチームのウインガーは全員できる」
浦和レッズは3月26日、公式YouTubeチャンネルでFW前田直輝によるゴール解説動画を公開した。 【動画】レッズ前田直輝が浦和での初ゴールを解説! 今季に加入した前田は、ここまで3試合に出場。17日に行なわれたJ1第4節の湘南ベルマーレ戦(4-4)では、浦和での初ゴールを決めた。 1点ビハインドで迎えた64分、岩尾憲からパスを受けた前田はボックス内に侵入すると、相手DFをかわして利き足と逆の右足でゴールニア上にぶち込んだ。 29歳のアタッカーは動画内でまず、パスを受けるまでを振り返る。岩尾のプレーが思惑通りだったという。 「岩尾選手が後ろ向き、左回りでターンしている。そうしてくれって思っていました。なぜなら、岩尾選手が右利きなので、もし前向きでターンした場合、左足ではすぐに出せないと思うんですよ。 だから、『こっちを見てくれ!』って思って。そこで、岩尾選手が右足にすぐ置いてくれたので、これはもう動き出すタイミングだなと思ってスピードを上げました」 パスを受けて、チャンス到来。この試合では、それまでDF大野和成ら湘南の守備陣に1対2の状態を作られていたが、この時はマンツーマンになった。 「オープンで1対1の状況が、この試合で初めてだったんですよ。それはもう仕掛けるしかないというか、絶対的な自信を持っているので」 この時点で、狙いはシュートのみ。大野の後ろには味方の松尾佑介も上がってきていたが、「正直見えてないぐらい。大野選手との1対1だけに集中していました」と振り返る。 ボックス内に侵入し、フィニッシュの場面では「欲を言えば、もう一個早いタイミングで右足でシュートを打ちたかった」という。そのなかで、大野の動きを見ながら打ち込むコースを判断した。 「もしかしたら、スライディングで間に合っちゃうと思ったから、天井しかないので狙いましたが、バーに当たって入ってくれて良かったです」 “個の力で”決めたとも言えるゴールだったが、浦和の水準からすれば当然だという。 「1対1で、抜いて、かわしてシュートというところは、このチームのウインガーは全員できると思います」 今後に向けては、逆足での得点を決めたことで「右足ってなかなか珍しいですけど、これで右もあるぞって思ってもらえれば、逆にどんどん左も空いてくるんじゃないかなと楽しみです」と期待した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部