育成上手!? J1クラブ、アカデミー出身選手の総市場価値ランキング7位。実は育成も順調? スター選手ばかり注目されるが
明治安田Jリーグの2024シーズンが2月23日に開幕した。J1リーグでアカデミー出身選手の総市場価値が最も高いのはどのクラブなのだろうか。今回はデータサイト『transfermarkt』が算出した最新版のJ1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値は2月27日時点。
●7位:ヴィッセル神戸 監督:吉田孝行 2023リーグ戦成績:1位(21勝8分5敗) アカデミー出身選手の総市場価値:268万ユーロ(約3.75億円) 最高額選手:岩波拓也、佐々木大樹(80万ユーロ/約1.12億円) 昨季J1リーグ初優勝を飾ったヴィッセル神戸が、今回のランキングでは7位に入った。大迫勇也や武藤嘉紀、井手口陽介など元サッカー日本代表選手たちを獲得してきたが、育成にも定評があり、アカデミー出身の選手もトップチームで活躍している。 現在トップチームでプレーしている選手のうち、アカデミー出身で市場価値トップなのはDF岩波拓也(80万ユーロ/約1.12億円)だ。今季浦和レッズから神戸に復帰となった同選手は、2007年からアカデミーに在籍し、2012年にトップチームへ昇格となった。 岩波とともにトップタイに立ったのは24歳の佐々木大樹である。2018年にトップチームに昇格し、同年8月にブラジルのSEパルメイラスへ期限付き移籍。翌年9月に神戸へ復帰した。トップチーム全選手の市場価値を見ても、岩波と佐々木は大迫や井手口、酒井高徳らと並んで5位となっている。 その他、山川哲史が70万ユーロ(約9800万円)と上位3人の市場価値が高い。近年大型移籍も多いが、育成も成功しているクラブと言えるだろう。
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