浜名湖高校生殺人事件「遊びに行く」と自宅を出た少年に何があったのか 捜査本部は友人関係から事情を聞く
友人宅を出た後、連絡がとれなくなりました。静岡県湖西市の浜名湖で男子高校生の遺体が見つかった殺人事件で生徒は浜松市の友人宅でトラブルになったと見られています。 梅田航平記者 湖西市鷲津: 「遺体はここから数百メートル先にあるあちらの現場で発見されました。きょうも捜査員による活動が続いています。近隣住民によるとこの辺りは遊歩道となっていて、日中は散歩する人もいるようですが、夜はほとんど人出がなくなるそうです。」 9日、湖西市の浜名湖で遺体で見つかった袋井市の高校2年の少年(17) 梅田航平記者 13日: 「遺体は浜名湖のこちらのエリアで見つかったとみられ、現在も警察車両が止まっていて捜索活動が続けられています。」
捜査本部設置
13日警察は殺人事件と断定し、捜査本部を設置しました。 湖西警察署 川島好勝署長 13日 「浜名湖内において、男性のご遺体が発見されました。現在まで被疑者の検挙に至っていないことから、殺人等事件捜査本部を設置し、100人態勢で捜査を開始しました。被疑者は何らかの方法により、被害者を溺水殺害したものです」 死因は溺死ですが、捜査関係者によると顔や体には殴られたようなアザが複数あったといいます。 捜査関係者: 「アザは行方不明になった以降にできたもの。肺に水が入っていた。浜名湖の水かどうかはこれから調べる」 事件が発覚したのは、110番通報がきっかけでした。 通報者: 「釣り竿に遺体が引っかかった」
少年は9日に遺体で
袋井市にある少年の自宅は、遺体発見現場から直線距離でおよそ34キロ離れています。 少年は4日午後7時ごろに自宅を出ていて、5日未明には浜松市内の友人の家にいたことが分かっています。 自宅を出る際、少年は家族に「遊びに行く」と伝えていましたが、7日になっても帰ってこないことから家族が行方不明届を提出。 9日、遺体で発見されました。 捜査関係者によりますと、浜松市内の友人宅には男女がいて、このうち男性と少年の間で何らかのトラブルがあり、2人で外出した後、少年とは連絡が取れなくなったということです。 捜査本部は友人らから事情を聞くなど詳しく調べています。