角田裕毅はレッドブル昇格消滅も冷静「F1界は何が起こるかわからない」 ペレス残留を後悔させる走りに期待
【雨で荒れたカナダGPは大いにチャンスあり】 雨となれば、刻々と変わる雨量と路面コンディションに合わせて、常にドライビングとタイヤを合わせ込んでいかなければならない。特に予選ではドライビングの攻め方、タイヤの温め方とグリップのピークを雨量の少ないタイミングで見極め、そしてパワーユニットのエネルギーマネジメントも通常とは異なる2周または3周連続アタックに合わせて調整していく必要がある。 そんななかで完璧な仕事をすれば、昨年のカナダGP予選のようにニコ・ヒュルケンベルグが2位、フェルナンド・アロンソが3位といったマシン性能以上の結果を叩き出すことも可能だ。 モントリオールが雨で荒れるというのなら、レッドブルの決断を後悔させるような眩(まぶ)しすぎる角田裕毅の走りを期待したい。
米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
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