ソウル市内のスーパーの食品売り場＝（聯合ニュース）

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、9月の消費者物価指数は前年同月比1．6％上昇した。上昇率は2021年3月（1．9％）以来3年6か月ぶりに1％台に下落した。 　消費者物価の上昇率は、今年4月（2．9％）に3％を下回ってから5か月連続で2％台を記録。7月（2．6％）には上昇幅が拡大したが、8月は2．0％まで下がった。 　品目別では農産物の物価が3．3％上昇し、物価全体を0．14ポイント押し上げた。 　なかでもハクサイ（上昇率53．6％）、ダイコン（41．6％）、サンチュ（31．5％）など野菜類が11．5％上昇し、農産物全体の価格上昇をけん引した。 　石油類は前年同月比7．6％下がった。今年2月（マイナス1．5％）以来7か月ぶりに下落し、物価全体を0．32ポイント押し下げた。 　生鮮食品は3．4％上昇した。生活実感に近い生活物価指数の上昇率は1．5％で、1％台に下がった。 　経済協力開発機構（OECD）が各国の比較に用いるコア指数（食品とエネルギーを除く）の上昇率は2．0％で、前月（2．1％）に比べ0．1ポイント鈍化した。