【詳報】足場崩落6人下敷き、1人死亡 岡山駅前、マンション工事現場
18日午後0時50分ごろ、JR岡山駅東の再開発エリアにある岡山市北区駅前町の高層マンション建設工事現場で、コンクリートを流し込んだ型枠と作業用の足場が崩れ、足場の上にいた30~60代の男性作業員6人が約5メートルの高さから転落し、型枠などの下敷きになった。岡山県警によると、このうち岡山県吉備中央町下土井、会社員幸田英明さん(67)が胸を強く打ち死亡、残る5人も負傷して市内の病院に搬送されたが命に別条はないという。業務上過失致死傷の疑いも視野に事故の原因や経緯を調べる。 【動画】作業員6人が下敷きとなった工事現場
県警の調べでは、6人は地下約9メートルでコンクリート壁を作るため、壁と型枠の間にコンクリートを流し込む作業中で、型枠と足場(高さ5・5メートル)が突然崩れた。119番を受けた岡山市消防局が駆け付けた際、3人は自力や周囲に助けられて脱出していたが、あとの3人は下敷きになっていたという。
現場は岡山駅東口のすぐ近くで、再開発エリアはマンションや商業施設が入る地上31階、地下2階の住宅棟とホテル棟、駐車場棟の3棟で構成される予定。事故が起きたのは住宅棟で、2026年3月の入居開始を目指している。