未明に新上五島町で住宅２棟が焼ける火事があり、焼け跡から１人の遺体が見つかりました。警察は放火の可能性も視野に捜査しています。 【写真】「火事です。放火です」未明に新上五島で住宅2棟が全焼する火災 焼け跡から１遺体見つかる 県警が放火も視野に捜査

NCC長崎文化放送

中嶋航大記者： 「新上五島町青方郷の火災現場です。屋根が完全に崩れ落ちていて火の強さが伺えます。鎮火から６時間以上が経過していますが、辺りには焦げ臭い臭いが漂っています」 午前３時４５分ごろ、青方郷の住民から「火事です。放火です」と１１０番通報がありました。 火は約４時間後の午前７時４２分に消し止められましたが、無職の竹山博さん７９歳と４０代の息子が暮らす木造２階建て住宅と、５２歳の会社員・竹山秀行さんと５０代の妻、８１歳無職の竹山茂雄さんの３人が暮らす２世帯集合住宅が全焼し、集合住宅の焼け跡から身元の分からない１人の遺体が見つかりました。 焼けた２棟の住人全員が親戚関係で、集合住宅に１人で住んでいた竹山茂雄さん（８１）と連絡が取れていません。 近隣住民： 「煙と窓から炎が出て、こっちに移るような勢いで、結構燃えてましたよね。建物も古いですし」 新上五島署によりますと通報したのは、焼けた２階建て住宅に住む４０代の息子で、 「ガラスが割れる音がして外を見ると人が立っていた。その人がいなくなると火が出始めた」などと話していることから、県警は放火の可能性も視野に捜査しています。 ２６日午前中から消防と合同で実況見分をして出火原因などを詳しく調べます。