アンチェロッティ、クラシコ惨敗に…「私たちは開始1分から最後の1分まで良くなかった。心に残すことは何もない」
12日のスペイン・スーパーカップ決勝、レアル・マドリーはバルセロナに2-5で敗れた。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、完敗であったことを認めている。 開始5分にエンバペが先制点を決めたマドリーだが、その後に守備が崩壊。ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、パルド、ハフィーニャと、48分までに大量5失点を許した。その後GKシュチェスニーが退場して、ロドリゴの直接フリーキックで1点を返したものの、結局3点ビハインドで試合終了を迎えている。 アンチェロッティ監督は試合後、自チームの守備があまりに脆弱だったと振り返った。 「現実を見なくてはならない。私たちは良い守備を見せることができなかった。彼らはとても簡単にゴールを決めていったね。チームはコレクティブでも個人でも良い働きができなかったんだ」 「私たちは悲しみ、失望を感じている。これがフットボールだ。私たちの悲しみは私たちのファンの悲しみでもある。前を向かなくてはいけない。次戦に向けて良い準備をしなくてはね」 「心に残していることはあるか? 何も残っていない。何かあるとすれば、エンバペは良いプレーをしたし、良いゴールを決めた。自チームの最高の選手は彼だった」 マドリーの守備では、右サイドバックを務めたMFルーカス・バスケス、右センターバックを務めたMFオーレリアン・チュアメニが穴になっていたと指摘されている。 「私は誰のことも名指ししない。私たちの後方での守備は良いものではなかった。チームはコンパクトじゃなかったんだ。私たちはもっと良い守備を見せなくてはならない」 「開始1分から最後まで良い試合ではなかった。一人多い状況になってもチャンスをつくれなかった。試合全体を通して、大きな痛みを覚えている」 「この試合は良い守備を必要としていた。私たちの守備は悪く、バルセロナは勝利に値した。彼らは私たちよりもずっと良かったよ」 アンチェロッティ監督は、攻撃もプラン通りではなかったと語っている。 「私たちはもっと攻撃を仕掛けなければならなかった。前半そうすることができなかったね。ロングボールを生かそうと試みていたが、それは選択肢になるべきではなかった。私たちのプレーアイデアではなかったんだ」 「私たちのアイデアはボールを持って攻めることにあったが、そうできなかった。私は負けることもあるだろうと言っていたが、しかし前半のような形ではなかったんだ」 「私は皆と同じように悲しみを感じている。普通の感情だろう。失望していることを隠したって意味がない」 「これがフットボールというものなんだ。ときに勝利をつかみ、ときに敗戦から学ぶ。シーズンはまだ長く、前を向かなければならない」