「実名や顔を出さなくてもいい」推計“約2万人のひきこもり状態”の人たちを支援へ 「メタバース」活用しアバターやニックネームで…会話が苦手な人は文字入力でのコミュニケーションも 北海道札幌市
UHB 北海道文化放送
札幌市はインターネット上の仮想空間「メタバース」を活用し、市内で約2万人と推計されるひきこもりの状態にある人たちの支援を始めました。 札幌市が展開するメタバースです。 ひきこもり状態にある本人やその家族などが交流する場所で、アバターやニックネームを使い参加することができます。
参加者同士で会話をしたり、会話が苦手な人は文字入力でのコミュニケーションも可能です。 「実名や顔を出さなくてもいい、これはメタバースの強みだと思う」(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク 田中 敦 理事長)
札幌市は、これまでネット上で会議などができる「Zoom」を利用したひきこもり支援をしてきましたが、顔や名前を出すことに抵抗がある人のために、メタバースでの支援を始めました。 今後は月に1度、メタバースでのひきこもり支援を行う予定です。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 児童虐待を生き延びた「虐待サバイバー」 周囲からトラウマ理解されず"孤立"も 動き出した支援「困りごと」に応じて支援へ
- “4月30日締め切り”お米・牛乳の商品券支給―物価高騰で子育て家族を支援 対象39万世帯のうち約2割『未申請』 電子申請は午後11時59分まで…郵送の申請は当日消印有効 北海道が手続き呼び掛ける
- 刑務所にパソコン室や音楽室…“全国初”札幌刑務所で新事業 精神的な障害のある受刑者の社会復帰を支援 外部の医療機関と連携 5月中旬本格的に開始
- 駅の"地下広場"に集う少年少女 「親に諦められた」「小学生もいる」 彼らの本音に耳を傾けると…さまよう若者たちに必要な支援とは 札幌市
- 大人になっても続く親からの"虐待"フラッシュバック…日常生活に深刻な影響が 【虐待サバイバー】「孤立させない」支援 頼れる場所の提供を