福岡県久留米市で8月、住宅に押し入り住人を脅して腕時計などを奪った疑いで、公開手配されていた男2人が20日、さいたま市内で確保され、逮捕されました。 この事件で、福岡警察は18日に、強盗と住居侵入の疑いで久留米市の自称内装工・井上夏志容疑者（22）、住所不定の自称アルバイト・安部利一容疑者（21）、久留米市の建設作業員・西別府翔眞容疑者（20）の3人を逮捕し、所在不明となっていた福岡県大牟田市の作業員・藤好凌容疑者（22）と同市の作業員・松木雄真容疑者（21）の2人を公開手配していました。 藤好容疑者と松木容疑者は関東圏で塗装関係の仕事をしているとの情報があり、警察が行方を追っていたところ、20日、2人がさいたま市内の別々の場所にいるところを福岡県警の捜査員が発見し身柄を確保、午後2時ごろ、浦和東警察署で強盗と住居侵入の疑いで逮捕しました。 福岡県警によりますと、逮捕された5人は共謀し、8月13日午前0時25分ごろ、久留米市にある3階建ての民家に侵入し、住人の男性会社役員（50）をバールのようなもので脅して現金15万5000円と時価合計230万円相当の腕時計などを奪った疑いです。 容疑者5人は数年来の知人関係にあり、事件当時、5人のうち実行役4人が目出し帽を被った状態で2階の勝手口のガラスを割って侵入し、金品を奪った後に乗用車数台で逃走したとみられています。 被害に遭った住宅には会社役員の男性と40代の妻、小学生の娘のあわせて3人がいましたが、いずれもケガはありませんでした。 容疑者5人と被害者らは面識がないということで、福岡県警は5人のほかにも強盗事件に関与した人物がいる可能性を含めて捜査しています。