卵巣がん再発、プラチナ製剤の効果は…薬剤耐性か、主薬の変更を がん電話相談から
――主治医に今は、カルボプラチンとパクリタキセル以外の抗がん剤(ドキソルビシンをペグ化リポソームに封入したドキシルなど)を併用した治療が可能ともいわれています。ただ再発の診断が確定し、6カ月未満の「抵抗性」と確定すると、以降、プラチナ製剤が使えなくなると言われました。再発検査を遅らせてプラチナ製剤による治療を受けるのと、プラチナ製剤抵抗性再発として別の治療を受けるのとでは、どちらがよいでしょう。
「今回はTC療法を計6クールで終了し、ニラパリブを内服しているにもかかわらず再発が疑われています。また骨髄機能が疲弊しているとみられ、カルボプラチンを含む化学療法がスケジュール通りに実施できない可能性があります。主薬をドキシルなどに絞り、がんの栄養血管を阻害する分子標的薬ベバシズマブを併用した治療が勧められます」
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