『ドラゴンボールDAIMA』魔人ブウの“誕生秘話”が明らかに 悟空の如意棒アクションも炸裂
大魔界に来てからは憲兵隊やグロリオとの戦闘シーンはあったものの、悟空は地球と比べるとはるかに重いガスが充満した魔界の空気には慣れておらず、ガチンコ勝負とはいかなかった。TVアニメ『ドラゴンボールDAIMA』(フジテレビ系)第8話「タマガミ」では、ようやく『ドラゴンボール』シリーズらしい本格的なアクションバトルが展開された。 【写真】怪しい微笑を浮かべるドクター・アリンス ドラゴンボールを守っているタマガミ・ナンバー・スリーは、ダーブラですらも勝てないほどの実力を持っているという触れ込み通り、当初は魔人ブウを倒した悟空と互角の戦いを見せる。如意棒を自由自在に操り、ついには壁に引っ掛けてアクロバティックなアクションでタマガミを圧倒する悟空。しかし、タマガミもさすがの実力者、サイコキネシスのような能力を使って、悟空を力でねじ伏せる。すると、悟空は一気に力を解放し、超サイヤ人に変身。「さあ、これからが本番だ」と言い放ち、肉弾戦で決着をつけることになった。 ハンマーが倒れたのを合図に、勢いよく戦闘を再開する悟空とタマガミ。如意棒とハンマーを駆使した戦いとは打って変わって、目まぐるしく戦況が入れ替わるダイナミックな戦闘シーンに息を呑んだ。最初は押され気味な悟空だったが、ついにかめはめ波を放ち、タマガミを降参させる。とはいえ、本気のかめはめ波さえも逸らすことができるタマガミは只者ではないことは確かだ。悟空があまりにも強すぎると言ったほうがいいかもしれない。初の本格戦闘シーンとなったが、縦横無尽に動くカメラワークもさることながら、光と影のコントラストが美しく、製作陣の作画へのこだわりを感じた。 ここで終わりではないところが『ドラゴンボール』らしい。タマガミからの申し出により、スリーシェルゲームで決着をつけることに。カップに入ったドラゴンボールを当てなければいけないのだが、タマガミの高速手さばきに、それを見ていた界王神やグロリオたちは唖然としていた。しかし、悟空はタマガミが一瞬だけドラゴンボールを後方に投げたことを気づいており、見事に的中させた。大魔界というだけで全てが悪い魔人ばかりだと思っていたが、タマガミは悟空へのリスペクトを欠かさないいいヤツだった。