香港のムゲンがG3プレミアCで重賞初制覇「日本のスプリンターズSも考える」
今秋も香港馬が活発に日本遠征か-。23日、香港のシャティン競馬場で行われたG3プレミアカップ(芝1400メートル)をムゲン(セン5、P・ン、父ディープフィールド)が勝利。逃げたカリフォルニアスパングルをゴール前で差し切り、うれしい重賞初制覇となった。鞍上はティータンで勝ちタイムは1分21秒77。 香港ジョッキークラブの公式ニュースは管理するピエール・ン調教師の「来年は1200メートルか1400メートルで、すごいスプリンターになってくれると期待しています。日本のスプリンターズS(G1、芝1200メートル、中山)も考えるかもしれません。夏の様子を見たいと思います」というコメントを伝えている。 今春は高松宮記念にビクターザウィナー(3着)、安田記念にロマンチックウォリアー(1着)とヴォイッジバブル(17着)が参戦し、香港馬の遠征が日本の競馬を大いに盛り上げた。スプリンターズSには4月時点でカリフォルニアスパングルが参戦の意向を表明しており、この秋も香港馬の日本遠征が活発に続く可能性が出ている。 プレミアカップはハンデ戦だったため、ムゲンが115ポンド(約52キロ)の軽ハンデだったのに対し、首差2着のカリフォルニアスパングルはトップハンデの135ポンド(61キロ)という酷量。ハンデ差が生きたのは間違いないが、ムゲンは4月の香港チャンピオンズデーに行われたG1チェアマンズスプリントプライズでは定量57キロで3着に好走(日本のオッズでは6番人気)した実績がある。