え? いたの!? 実はACミランの下部組織出身だった選手(2)出したことを後悔!? 世界的なFWへと進化
イタリアの名門ミランでは多くの才能が育つ。それだけに競争は激しく、トップチームに生き残れるのはほんの一握りだ。しかし、トップチームで輝けずとも、その後のキャリアで華を咲かせる選手もいる。今回は、選手や監督として成功を収めてきた、“実は”ミラン下部組織出身の主な人物を紹介する。
FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン(元ガボン代表) 生年月日:1989年6月18日 ミラン通算成績:0試合0得点0アシスト プロとしてイタリアを除く欧州4大リーグでプレーした経験を持つピエール=エメリク・オーバメヤンは、ユース時代にミランに所属した経験を持っている。2007年には、マレーシアで開催されたチャンピオンズユースカップで活躍。アーセナル、バイエルン・ミュンヘンなどといった強豪クラブの下部組織を相手に7得点を奪って得点王に輝いた。 しかし、トップチームに昇格することは叶わず。下部組織の責任者だったフィリッポ・ガッリは「すでに類稀な才能を持っていたが、その頃のトップチームには、スーパースターが数多く所属していたこともあって、引き留めておく必要はなかった」と昇格できなかった経緯を明かしている。 ミランで居場所を見つけられなかったオーバメヤンはその後、ドルトムントで16/17シーズンのブンデスリーガ得点王となりブレイクを果たすなど、世界的FWの仲間入り。2018年には当時のクラブ史上最高額となる移籍金6375万ユーロ(約89.2億円)でアーセナルに移籍と、一躍時の人となった。ミランのトップチームでプレーすることのなかった下部組織出身選手の中で、最も市場価値の高い選手と言われているオーバメヤン。ミランの後悔は計り知れない。
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