大阪湾のクジラ、死骸は埋設 1~2年後、骨格標本に
大阪湾内でクジラ1頭が死んでいることが確認されたことを受け、大阪府は19日午後、対策会議を開き、死骸を堺市内の府有地に埋設する方針を決めた。1~2年後に掘り起こし、骨格標本として大阪市立自然史博物館に提供する。 府によると、死んだのはマッコウクジラとみられ、死骸を確認したところ、全長は推定約13~14メートル、重さが約25~30トンだった。1月下旬ごろに大阪湾に迷い込み、えさの不足や体温の低下によって衰弱したとみられる。 府は焼却と海洋に沈める方法も検討したがコスト面を考慮して埋設に決めた。場所は堺市西区の埋め立て地で、一般人の立ち入りはできない。