32歳、正社員ですがボーナスが「9万円」でした…昇給も望めませんし、転職したほうが良いでしょうか?
社会に出て働き始めたら、多くの収入が得られるのではないかと期待を抱いている人もいるはずです。しかし、実際には希望の収入に届かないというケースも少なくありません。毎月の給与に加え、年収に大きく影響するであろうボーナスが少なく、また昇給も望めなければ、転職を検討したいと思う人も増えるでしょう。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの? 今回は、32歳の正社員でボーナスが9万円の人は、転職したほうが良いのかどうかについて考えます。
ボーナスの平均額
いくつかの調査やアンケートから、ボーナスの平均額などを確認しておきましょう。まずは、厚生労働省による「毎月勤労統計調査」からです。令和5年2月分の結果をみると、令和4年の冬のボーナスの平均支給額は、約39万円となっています。 また転職情報サイト「doda」のアンケート調査によると、同じく令和4年の冬のボーナスの平均支給額は50万7000円で、厚生労働省の調査よりも多い結果となっています。dodaのアンケート調査によると、30代の令和4年冬のボーナスの平均支給額は46万6000円です。 さらに、株式会社フリーウェイジャパンが実施した「2023年度 冬のボーナス実態調査」もみてみます。令和5年の冬のボーナスが支給された、あるいは支給予定であり金額を把握している人に尋ねた結果、平均支給額は47万9000円でした。ただし、ボリュームゾーンは「10万円~30万円未満」です。 32歳の正社員でボーナスが9万円の場合、さまざまな調査結果からもわかるように、平均と比べて少ないといえそうです。
転職は収入アップの手段の一つ
ボーナスが少なく昇給も期待できないのであれば、転職も検討の余地が出てくるでしょう。転職は収入を上げるための一つの手段となりえます。仕事はお金だけのためにするものではないかもしれませんが、お金がなければ生活は安定せず、精神的にも大きな負担となる可能性があります。将来的なことも考えれば、真剣に転職について調べてみる価値はあるでしょう。