合格率10%台の難関に一気4人も…鹿児島情報高校の簿記部が全経簿記上級を2回目の挑戦で突破
鹿児島市の鹿児島情報高校3年生4人が難関とされる全国経理教育協会(全経)簿記能力検定上級を突破した。自動車工学科の3年生31人全員も国家資格の3級自動車整備士に合格。生徒らは「仲間がいたから頑張ることができた」と喜ぶ。 スタミナた~んと付きますよ! 焼肉なべしまと鹿商がコラボ、甘みあるタレがたまらんカルビ丼 創立130周年で南九州ファミマ商品化
全経簿記上級の試験は年2回あり、今年の県内高校生の合格は情報高校の4人のみ。合格率は社会人を含め2月13.10%、7月15.49%だった。 4人は簿記部に所属し、2回目の挑戦で合格を果たした。情報処理科の堀之内愛さんは「部員と一緒に1日4~9時間勉強を続けてきた。1年生からの目標が達成できてほっとした」。プレップ科の猶木海翔さんは「挫折やミスもあったが、何が悪かったかを分析し立ち直る力がついた」と振り返った。 顧問の宮本稔教諭(63)によると、受検は大学生や専門学生が中心で高校生の合格は珍しい。遠征や合宿を重ね「同世代の仲間と高め合い、互いに良い刺激を受けていた」と評価する。 同校は自動車整備士養成施設のため実技は免除され、年2回ある学科試験のみで3級資格が取得できる。全員合格は2年ぶり。野球部の田中慎之介さんは「部活との両立が大変だった。第1志望の企業から内定をもらえうれしい」。学級委員長の瀬戸口脩人さんは「勉強は苦手だが、全員で励まし合って目標達成できた」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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