町田啓太「大河ドラマは挑戦の場」『光る君へ』で書に興味「自分のサインも流ちょうな字になればいいなと」
1000年先まで語り継がれる藤原公任から刺激「僕ももっと…」
約1年半にわたる平安時代を経験した町田。長髪姿も大きな話題になった。「キャストの皆さんとも『ここまで長くなることは想像していなかったね』って話していたんです」と笑うと「道長さんもそうですが、だんだん髪が短くなっていくにしたがって、終わりに近づいてきたんだなとしみじみするんですよね」と大河ドラマならではの感想を述べる。 この1年半について「ほかの仕事をしているときも、ずっとどこかで『光る君へ』のことが頭にありました。それだけ僕のなかでは比重の大きな作品でした」としみじみ。 公任を演じたことで「僕も俳優という、ある意味で芸術の世界で挑戦している人間ですが、誰もが認めるようなものを1000年先まで残し、それが語り継がれている。演じれば演じるほど偉大な人だなと思いました」と影響を受けたことを明かすと「僕も公任ほどではないですが、もっと頑張って俳優という仕事にまい進したいなと思いました。とてもありがたい出会いでした」と総括していた。 撮影が終了したあと、伸ばした髪は切るのか――という問いに「次にどんな役をやるかによりますが」と前置きしつつも「切りたいですね」と語った町田。一方で「もっと長くなっていたり……」と笑うと「人生で一度ぐらいは角刈りにしてみたいんですよ」と秘かな野望を明かしていた。 ■町田啓太 1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、俳優デビュー。近年の主な出演作に、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)、『青天を衝け』『SUPER RICH』(21)、『ダメな男じゃダメですか?』『テッパチ!』(22)、『unknown』(23)、映画『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』『太陽とボレロ』(22)、『ミステリと言う勿れ』(23)など。 (C)NHK
酒井青子