「階段上れない」「せきがとまらず」 健康被害続出のニューデリー、大気汚染今年も深刻 世界行動学
深刻な健康被害が相次いでいることについて、メダンタ病院の胸部外科専門医、アルヴィンド・クマール教授は「治療を求めて大量の患者が押し寄せており、悲惨な状況だ。元々は健康なのに、有害な空気のせいで病気になる子供が大勢いる」と説明した。
解決策について、「高性能の空気清浄機を設置するのも効果的だが、高価なので大多数の人にとっては手が出ない。こんな生活は持続可能ではない。建設や車両による大気汚染をある程度抑制する必要がある」と話している。
(インド太平洋特派員 岩田智雄)