「クラブに来る女はドンペリ入れたらすぐデキる」THE SECONDに2年連続決勝進出する金属バット…決勝進出前日に東京の喫煙所で聞いた耳寄りな話
前人未到の偉業を成し遂げた金属バット
―抽選会でなぜかガクテンソクのよじょうさんにくじを引いてもらっていましたが、なぜよじょうさんだったんですか? 友保 いやあれはね、しょうがなかったんですよ。小林も手がツルツルや言うし、私もたまたま両手塞がってたんで、あれはこちらのミスです。 小林 体調管理の問題。 友保 小林が直前に熱い鉄握ってね。すぐ手術で指紋つくったよな。 小林 今はもう大丈夫です。 ―よかったです(笑)。あの抽選会、独特の空気感でおもしろかったです。なんかみなさん、ふわっとされているというか。 友保 全員が「はよ帰りたい」って思ってましたね。みんなおっちゃんやから、はよ帰って風呂入りたい。キラキラしてない。5分合い間あくと全員でタバコ吸いにいくんですけど、誰も走らない(笑)。ゆっくりジョギングするみたいな。 ―ここで爪痕残そうみたいな野心も特になく。 友保 そうそう。ただ、(ガクテンソク)奥田さんがね、あの1個だけ「金玉」っていうワード放り込んで(笑)。奥田さん、がんばりはる人やから。そんでいっぱい弁当持って帰ってましたわ。あの、なんやったっけ、カレー、おいしいの。 小林 オーベルジーヌ。 友保 それや。「これをな、チンしたいねん」って、奥田さん(笑)。 小林 チンしたことない! 友保 ないよな! たしかにあれ芋あっためたいねん。 ―オーベルジーヌは東京駅にできたらしいです。 友保 ええ? 電車でカレーですか? ちょっと生意気っすね。 ―THE SECONDはみなさん、いい感じで肩の力が抜けているというか、M-1ほどのヒリヒリさがない分、モチベーションの保ち方も少し難しいのかなと思うのですが。 友保 俺もそれを今ひしひしと感じてるんですよ。決勝決まった、まあまあまあ、っていう。M-1やったらもっと肩で風きってイキってるんですけどね。「出たことある、みんな?」とか言いたいですけど、「決勝とか知らんやろ?」とか。セカンドなんか出たら負けですからね。 ―いやいやいや。 友保 ブックオフで一番高い本みたいなもんでしょ。 ―美品……。 友保 新古品、レストア(笑)。 ―しかし2年連続で決勝に出るのは難しいということは、お二人が証明されてる。 友保 神業ですよね(笑)。 小林 集英社オンライン的にはどうなんですか、誰に優勝してほしいんですか。 ―担当編集は……「タモンズ」って言ってます。タモンズと金属バットが決勝を戦うのが理想みたいです。 友保 いやぁでもうれしないですよ、小林が泣いて(タモンズ)安部さんが泣いてもおもしろくないでしょ。なんか小銭なくして泣いてるみたい(笑)。 取材・文/西澤千央 写真/高木陽春
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