新井浩文被告、27日にも保釈か 厳しい今後の見通し
昨年7月に派遣型マッサージ店の30代女性従業員を自宅マンション室内で乱暴したとして強制性交容疑で逮捕、起訴された俳優・新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(40)が27日にも保釈される可能性があるという。弁護人が25日付で東京地裁に保釈申請をしたもの。
誠意なし?新井被告自身が招く最悪シナリオ
新井被告は今月1日に逮捕され21日に起訴、今回の件で所属事務所は解雇となり、出演作の公開中止などで抱える違約金は5億円ともいわれる。 「そもそも被害者が昨年の8月に被害届を提出してから、問題が明るみになるまでに、何度も示談のチャンスはあったはず。新井被告側の態度に誠意が見られなかったことが、被害者感情を厳しいものに硬化させていったと考えられます」と話すのは、スポーツ紙の40代男性記者。となれば今後始まる公判の行方も見通しは極めて厳しいと言わざるを得ない。
日テレ「今日から俺は!!」新井被告部分撮り直し
新井被告は俳優としての実力は高く評価されており、さまざまな作品で活躍していただけに、いったんこういう不祥事を起こしてしまうとその影響は甚大なものとなる。 日本テレビは25日に都内で開いた定例会見で、ドラマ「今日から俺は!!」の配信分およびDVDの撮り直しをしたことを明かした。第9話に新井被告がゲスト出演していたため、代役にやべきょうすけをたてて撮り直したとのこと。新井被告の問題が発覚したとき、ちょうどDVDの特典映像などを撮影しているところで、スタッフが集まっていたことから、比較的スムーズに撮影をし直すことができ、かろうじて発売中止は回避することができたようだ。3月1日の「Hulu」の配信から差し替えるという。
公開中止、延期……芸能界の被害は甚大
しかし他にも、さまざまな波及を見せている今回の事件。新井被告と林遣都のW主演映画「善悪の屑」は製作・配給の日活がすでに今月8日、公開中止を発表。作品の公式ツイッターには、同日付で「皆さまのご声援は決して忘れません。ありがとうございました」とのメッセージが残っているのが何とも痛々しい。 今年6月に公開予定だった草なぎ剛主演「台風家族」も、配給のキノフィルムズが公開延期を発表。事件の経過を見ながら今後の対応を決めていくというが、草なぎの主演作ということでファンからは「公開中止にならないで」との悲痛な声が上がっている。草なぎ本人がツイッターで「応援してくれている皆さん本当に申し訳ありません」とファンに詫びているが、とんだとばっちりとはこのことだろう。
保釈の可能性は? 始まるいばらの道
「強制性交等罪は5年以上の有期懲役刑で重い罪ではありますが、広く顔が知られている有名人であり公訴事実をおおむね認めていることから、逃亡や証拠隠滅の恐れはないとみられれば、保釈が認められる可能性は十分あると思います。しかしいずれにせよ、むしろその後のほうが新井被告にとっていばらの道が始まることになるでしょう」と分析するのは、民放キー局の50代男性プロデューサー。 新井被告に関しては、その後も週刊誌等で新たな告発エピソードが報じられているような状況だ。莫大な違約金なども俳優としての復帰が絶望的な中で、どうやって返すつもりなのか。