外国人の事故急増 バックカントリースキー事故を防ぐ
ゲレンデ以外の場所を滑るバックカントリースキー事故が年々、増えていることを受け、道庁できょう、事故防止のための検討会が開かれました。 ゲレンデ以外の区域で滑走し雪崩などに巻き込まれたり、遭難したりするバックカントリースキー事故は、増加傾向にあり、ここ2年間はコロナ禍以前の2019年を上回る事故が起きています。なかでも外国人スキーヤーによる事故が急増していて対策が急務となっています。 道がきょう開いた検討会には、スキー場のある自治体やスキー場運営会社などの担当者が集まりました。 ニセコ町の担当者は町が独自に設定しているルールを紹介し、雪に埋もれた際に、「電波を発して位置を知らせる通信機器」の携帯を呼びかけました。 また、アドベンチャーツーリズムを研究している北星学園大学のロバート・トムソン准教授は、「北海道のバックカントリースキーの需要は今後さらに高まる」として、「命を守るための有効な対策が求められている」と訴えました。