米ツアーVで得られる資格は? 賞金ランク1位の平田憲聖が目指すもの「獲得できる順位で」
<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇23日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70> 松山英樹も着々と調整中【ZOZO写真】 今季4勝を挙げて賞金ランキング1位に立つ平田憲聖が、日本開催の米国男子ツアーに2年連続で出場。堂々の日本トッププレーヤーとして、この舞台に立つことになる。 「シーズンが始まるときからこの大会に出るというのは目標の一つだった。それを(賞金ランキング)1位で迎えることができてすごくうれしいですし、ワクワクしています」。周りを見ればPGAツアーの選手ばかり。そのなかで、日本の代表として戦えることに胸が高鳴る。 予選ラウンドは「組み合わせを見たとき、すごく興奮しました」。世界ランキング25位のマックス・ホーマ(米国)、同21位のイム・ソンジェ(韓国)と同組になり、「世界の一流プレーヤーと予選ラウンドからプレーができるというのはすごく楽しみです。普通のトーナメントよりも緊張すると思うんですけど、それも楽しみながら、自分のゴルフができればいいなと思っています」と、世界ランカーたちと直接対決できる機会にも喜んだ。 「小さい頃から夢見ていたアメリカツアー」への進出は、自身のゴルフ人生のなかで最大の目標のひとつ。「(米ツアーに)自分が出ていく姿というのは、今はあまり想像つかないんですけど。やっぱり、いずれはそこを目指してやれたらなと思っている」と、以前よりも海外志向は強くなっている。 2週後の国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11月7~10日)終了時点での賞金ランキング1位の選手には、米国男子ツアーの来季出場権をかけた最終予選会への出場資格が与えられる。「その時点で1位ならファイナルにチャレンジしたい」と米ツアー挑戦を明言。外国人選手と戦える今大会で、最終予選会に向けて自信をつかみたい。 「上位で戦いたいですし、去年もこの大会から次の試合(翌週の米ツアー)に進めたので、またそういう権利を獲得できる順位で終われたら最高だと思います。優勝目指して頑張りたい」 今大会でトップ10に入れば、2週後の「ワールドワイド・テクノロジー選手権」に出場できる。さらに優勝となれば、米ツアーのシード権(2年間)のほかに「ザ・セントリー」、「ザ・プレーヤーズ選手権」、「マスターズ」、「全米プロ」などの出場権を獲得する。今季4勝の勢いそのままに、米ツアーへの道を切り開きたい。(文・高木彩音)