センバツ 広陵「プレーで元気を県民に」/呉「被災者の応援にお返し」 知事に活躍を誓う /広島
23日に開幕する第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する広陵と呉の選手らが11日、県庁に湯崎英彦知事を表敬訪問し、激励を受けた。 湯崎知事は「自分の持つ力を発揮できるかが勝敗の鍵を握る。甲子園では両校が勝ち上がって対決するぐらいの気持ちで臨んでもらいたい」とエールを送った。広陵には校訓の「質実剛健」からとった「剛健」、呉には「呉魂」と自ら書き込んだしゃもじをそれぞれ選手に手渡した。 広陵の秋山功太郎主将(2年)は「はつらつとした粘りのあるプレーで感謝と元気を県民に届けたい」と宣言。呉の上垣内俊早主将(2年)は昨年7月の西日本豪雨で部員がボランティアに行ったことに触れ、「被災者の方から逆に応援されることもあったので、そのお返しとなるようなプレーをしたい」と意気込んだ。 初戦の対戦相手は15日の組み合わせ抽選会で決まる。両校の選手たちは18日、甲子園に向けて出発する。【隈元悠太】