50代夫婦で貯蓄は「300万円」しかありません。このままだと「老後貧乏」は確定でしょうか…?
老後貧乏になりやすいのはどんな人?
老後貧乏になりやすい方の特徴のひとつに、浪費癖があげられます。働いている現役時代は多少浪費しながらでも毎月安定した収入があるため問題ありませんが、定年後は年金のみが主な収入源です。 現役時代と同じようなお金の使い方をすると、貯金額の減るスピードが入ってくる年金額を上回る可能性があります。すると、貯金がどんどん減っていき、老後の生活費が足りない事態が発生するケースもゼロではありません。 こうした事態を防ぐためにも、現役のうちに老後を見越した貯金をしておきましょう。
老後貧乏を防ぐためには計画的な貯蓄が大切
2023年の時点で、夫婦のみの無職世帯における老後の生活費は平均で毎月3万7916円不足しています。 もし退職金もなく貯金300万円のみなら、約6年半分しか補えない計算です。また、退職金があっても急な病気やけがに対応できるよう、少し余裕のある貯金はしておいた方がよいでしょう。 現役時代から浪費癖のある方は、老後の支出に収入が追いつかなくなり、老後貧乏となる可能性もあります。万が一にも備えられるように、働いているときから老後を考えて貯金をしておくことが大切です。 出典 総務省統計局 家計調査報告 [家計収支編] 2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯)図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2023年- (18ページ) 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況 結果の概要 4退職給付(一時金・年金)の支給実態 (2) 退職事由別退職給付額 第22表 退職者1人平均退職給付額(勤続20年以上かつ45歳以上の退職者)(17ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部