『塊魂』が20周年を迎えて公開された記念イラスト

家庭用ゲームソフト『塊魂』が18日、1作目の発売から20周年を迎え、公式X（旧Twitter）で記念イラストとメッセージが公開されました。現在まで根強いファンに愛される魅力は何なのか、ゲーム会社の担当者を取材しました。 『塊魂』は2004年3月18日に発売され、これまでにリマスター版を含めてシリーズ9作品が作られたほか、モバイル版などもリリースされています。プレーヤーが『塊』を転がして大きくしていくゲームで、最初はクリップやお菓子のような小さなものから、次第に電柱や建物、さらには人や動物などをどんどん巻き込んでいき、最終的には『塊』を夜空に輝く星にしていきます。 そのシンプルなルールやカラフルな画面などが評価され、発売された2004年にはグッドデザイン賞を受賞。また、ゲームの楽曲に松崎しげるさんや浅香唯さんたち豪華アーティストが参加したことも話題となりました。

■作品が愛されている理由は？　担当者に聞いてみると

王子を操作し『塊』を大きくしていく（『塊魂』より）

作品が愛されている理由について、バンダイナムコエンターテインメントの担当者に聞いてみると「王様や王子、不思議なモノたちが登場する唯一無二の世界観と、転がして巻き込むというシンプルかつ独特な操作、奥深いゲームルールだと思います」と回答。 また、ファンからの声としては「転がす、巻き込む、爽快感はもちろんのこと、王様をはじめとした個性豊かなキャラクターたちが印象的な方や、ゲームを盛り上げる音楽に思い出がある方など、たくさんのお声をいただきました」と、キャラクターや音楽を評価する声もあったということです。

■「関係者一同、王様も感謝の気持ちでいっぱいです」

ファンからは世界観や音楽を評価する声も（『みんな大好き塊魂アンコール+王様プチメモリー』より）

今回、20周年を迎えてファンからも「たくさん転がしたなあ」と懐かしむ声や、「新作もいずれお願いします」「完全新作出してほしいなあ」と、期待する声が上がっています。 ファンからの声に、担当者は「多くの皆様から深い“塊愛”にあふれたお祝いのお言葉を頂戴しました。と同時に楽しい思い出もたくさん伝えていただき、改めてファンの皆様のおかげで『塊魂』が20年という長い歳月を歩んでこられたということ、強く実感しております」とコメント。 そして、ファンへのメッセージとして「おかげさまで『塊魂』は2024年3月18日で20周年を迎えました。この日を迎えることができ関係者一同、王様も感謝の気持ちでいっぱいです。皆様と作り上げた塊を今後さらに大きくできるよう転がしてまいりますので、これからの『塊魂』もよろしくお願いいたします」と、感謝を伝えています。