<咲き誇れ!センバツ広陵>男子に続け、目指せ日本一 来月の全国選抜大会に出場 女子硬式野球部 /広島
◇合同練習、アドバイス受け 今春のセンバツで4度目の優勝を目指す広陵には、もう一つの「センバツ」で日本一を目指す選手たちがいる。42人の女子硬式野球部の選手たちだ。3月21日に開幕する第25回記念全国高校女子硬式野球選抜大会での初優勝を目指し、男子野球部と切磋琢磨(せっさたくま)している。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 女子野球部(坂田脩造監督)は2022年にできたばかり。女子選抜大会には2回目の出場となる。安佐南区の同校にある女子野球部のグラウンドは内野ほどの広さしかない。そのため、男子野球部の練習が休みの時には広い男子のグラウンドを使用し、時には合同で練習し、アドバイスをもらうこともある。 今井穂乃香主将(2年)は、小柄な体でもスイングを強くするために「下半身を強化して、バットをとにかく振り込む」という男子の中井哲之監督の言葉を取り入れて練習に励んでいる。 永富千紘選手(2年)は土居湊大選手(2年)にバッティング練習を見てもらい、「(バットがボールに当たる)ミートポイントを後ろにすると、腰が開きにくくなり、力が伝わる」と教わった。永富選手は合同練習について「細かいところまで指摘してもらったり、甲子園に出場する強いチームの練習を間近に見たりして、とても貴重な時間だった」と語った。 今井主将は「互いに日本一になれるよう頑張ってきた。男子野球部にはその力を甲子園で存分に発揮してほしい」とエールを送った。【武市智菜実】