水面のシダレザクラ、池のニシキゴイと共演 日本画を思わせる幽玄な空間
長野県諏訪市の貞松院の「延命桜」 午後6時~午後8時半にライトアップ 17日まで
長野県諏訪市内の法光寺(岡村)、正願寺(同)、貞松院(諏訪2)の3寺の境内で、シダレザクラのライトアップが始まった。近隣の3寺が連携した恒例行事で「寺町」を巡りながら夜桜を楽しめる。 【写真】諏訪市の貞松院の「延命桜」 貞松院では「延命桜」と呼ばれている市天然記念物のシダレザクラが池の水面に映り、ニシキゴイが泳ぐ様子は日本画を思わせる幽玄な美しさを醸し出している。 「少し足踏みしていましたが、一気に咲いて花の付きも良いようです」と山田雄道住職(69)。「三つの寺それぞれ桜の色や形が異なり、深い歴史があります。見比べて『寺町』の風情を楽しんでください」と話している。 3寺のライトアップは午後6時~午後8時半。17日までの予定だが、花の状況次第で前後することもある。雨天時は公開中止。