アポロ、パラマウント映画テレビ製作部門に1.7兆円の買収提案-報道
(ブルームバーグ): 米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、米メディア大手パラマウント・グローバルのハリウッドの映画・テレビ番組製作部門に対し110億ドル(約1兆6600億円)の買収案を提示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者の話を引用して伝えた。
映画・テレビ製作部門だけを売却すれば、CBSやMTV、ニコロデオンなどのテレビネットワークも傘下に置くパラマウント・グローバルを分割することになる。
パラマウント・グローバルの支配的株主であるシャーリー・レッドストーン氏が売却の可能性を検討している中、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社のアポロなど数社が同社買収を目指している。
アポロの買収提案の詳細は不明だとWSJ紙は伝えた。アポロの提示額110億ドルは、パラマウント・グローバルの現在の株式時価総額(2種類の株式の合計で80億ドル強)を上回る。
パラマウント・グローバルの議決権のないクラスB株は、この報道を受け一時10%上昇し、12.36ドルを付けた。
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原題:Apollo Offers $11 Billion for Paramount Studio, WSJ Reports (1)(抜粋)
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Rob Golum