風と木と水が織りなすエコタウン…持続可能な未来を目指して 高知県梼原町の脱炭素化事業が本格スタート
発電所からペレット工場までは自営の送電線で結び、自然の力から生まれる再生可能エネルギーが町内を循環する仕組みです。 マネジメントを行うのは、2024年2月に誕生した新しい会社「ゆすはらエネルギー」。再生可能エネルギーを通じて、林業の活性化や地域の雇用創出にもつなげたい考えです。 (ゆすはらエネルギー 代表 西村新一 副町長) 「エネルギーといえば電気ということもあるが人のエネルギー、町のエネルギーと考えれば元気、活力も含めて相対的に町が元気になるような会社にしていきたいと思っています」 これらの事業費の総額は30億5800万円。7月の臨時議会で予算案が否決されたことから事業費を見直し、木質バイオマス発電所に設置する蓄電池の出力を落とすなどして当初の計画から1億1000万円を削減しました。国の交付金を活用するため、町の実質的な負担は4億1700万円です。 「先行地域」に選定されてから2年半。11月8日、ようやく事業がスタートを切りました。 (梼原町 吉田尚人 町長) 「森を生かして、住民のみなさんの暮らしを支えながら、それが今の人類の課題である脱炭素に貢献できる第一歩が踏み出せたことを非常にうれしく思っております。この事業は住民のみなさん一緒になって町全体で取り組んでいく必要がありますので、しっかりと情報を共有しながらみなさんとともに進めていきたいと考えております」 木質バイオマス発電などの稼働は。2026年春ごろの開始を目指しているということです。
テレビ高知
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