河村勇輝&富永啓生 NBA下部組織Gリーグの開幕ロースター入り!開幕戦から出場なるか
NBAの下部組織Gリーグの各チームは7日(日本時間8日)に、9日(同10日)の開幕ロースターを発表した。パリ五輪男子バスケットボール日本代表だった河村勇輝(23)、富永啓生(23)の2選手も開幕ロースターに名を連ねた。 【写真あり】河村勇輝「特別な瞬間」NBAに刻んだ初得点 現役最小兵の大きな一歩「僕の旅はまだまだ始まったばかり」 グリズリーズとの「エグジビット10」契約からプレシーズンマッチで存在感を示して2WAY契約を掴み取った河村。開幕2戦目となった10月25日(日本時間26日)の敵地ロケッツ戦に途中出場して日本人4人目そしてBリーグ初のNBA選手誕生となった。試合ではいきなり得意のノールックパスを決めてアシストをマーク。NBA6戦目となった6日(日本時間7日)のレイカーズ戦でフリースロー2本決めてNBA初得点を記録した。 しかしなかなかプレータイムをもらえない現状の中で、グリズリーズの下部組織メンフィス・ハッスルのTCスワースキー監督は「物事を理解するのがとても早いと思う。英語もとても上手くて、物事をよく理解している。コート上でも、とてもスピードのある攻撃ができる。そして自己中心的ではないから、グリズリーズにも適応できると思う。ユウキはチャンスが欲しい。おそらく先発でコートに立つことになる」と先発起用を示唆している。 今後はケガ人多数のグリズリーズに帯同する試合もありながらも、ハッスルでは主力としてプレーする可能性が高い。 そして富永はネブラスカ大でチームに貢献して、NCAAトーナメント中に開催された3Pコンテストで見事優勝。しかしNBAドラフトで名前を呼ばれることはなかった。パリ五輪の男子バスケットボール日本代表に選出されて、活躍も期待されていたが、3試合通してわずか8分の出場に終わってしまった。 パリ五輪を終えて、Gリーグを代表するスター選手で構成された「Gリーグ・ユナイテッド」にアジア人として初選出。「NBA G League Fall Invitational」で得意の3Pシュートを決めて存在感を示す試合もあった。 ペイサーズと開幕前のキャンプ参加を想定した「エグジビット10」契約が9月26日に発表された富永。しかし一夜で契約解除。その後、ペイサーズの下部組織となるGリーグのインディアナ・マッドアンツに加入。Gリーグキャンプでは練習試合で、連続3Pシュートを決めて好調をアピールする様子がチームの公式X(旧ツイッター)で投稿されていた。 日本時間9日深夜2時からマッドアンツの開幕戦、10日の午前10時からハッスルの開幕戦が予定されている。