「当事者の会」メンバー死亡で問われる井ノ原「闘わなければ」、旧ジャニーズ「虚偽の話をする人」発言
ジャニー喜多川氏から性被害を受けたとして、元所属タレントらで組織された『ジャニーズ性加害問題当事者の会』に所属していた40代の男性が、大阪府内で死亡していたことがわかった。 【すごい…写真あり】イノッチ支える妻・瀬戸朝香 愛車を駆って高級スーパーへ向かう圧倒的存在感 10月中旬に大阪府箕面市の山中で首をつっているのが見つかり、死亡が確認された。近くには遺書のようなメモがあったことから自殺とみられる。 男性はSNSなどで 《金が欲しいだけだろう》 《虚言癖がある》 《デビューできなかったくせに》 などと誹謗中傷を受けていたという。 これを受け元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏が自身のX(旧ツイッター)を更新。 《僕が一番恐れていたことが起きてしまいました どうか皆さん慎重に愛を持って発言してください ご冥福をお祈り申し上げます》 と追悼した。 そもそもカウアン氏は今年5月に、 《誰かがこの件で僕も含めて命を断つようなことがあるのが一番怖くなりました。僕はもう自分に嘘つきたくないし誰かを憎みたくない。感謝も消えない。 被害者の方々やまだジャニーズ事務所に所属されているタレント、人間の心のケアを優先してあげてください。その為には1人1人の心のより所を》 と危機感を募らせていた。
「カウアン氏はガーシー被告のユーチューブに出演し、BBCが報道するより先にジャニー氏の性加害問題を告発していた先駆者。考え方の違いからか“当事者の会”には入らず距離を置いていたが、被害者が誹謗中傷などで傷つくことを危惧していた。 もちろんカウアンさんもジャニーズファンから相当数の批判や中傷を受けているし、デマを拡散されたこともあったようです。最悪の事態が起きてしまいました。遺書の内容を確認して捜査関係者が発表しているので、誹謗中傷が自死の原因であることは間違いないでしょう」(スポーツ紙記者) 性加害を許さないという世間の大多数がいる一方、現在の旧ジャニーズタレントを守りたいというファンも存在し、その間で分断が生まれていたことは確かだ。 旧ジャニーズ事務所も会見などでは 「被害者への誹謗中傷はやめて」 と強く呼びかけていた。 しかし、一方で旧ジャニーズサイドがファンを“誤解させた”のではという見方もある。 「10月2日の2回目の会見が終わり、7日に井ノ原さんは自身の会員制ブログで《弱っている場合ではないので 嫌なこと 違うこと きちんと戦わなければいけないな》と書いた。ファンしか読んでいないブログでこのように書かれれば、熱狂的なファンは背中を押されたと感じても不思議はないでしょう。 さらに10日は会社としても《被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数ある》と声明を発表した。ファンは誰が本当の被害者か、偽者かどうかわからないまま、誹謗中傷が一気にエスカレートした気がします」(ワイドショー関係者) 当然金目的で虚偽の申告をする者を許してはならないと思うが、一方で旧ジャニーズは裁判をせずに“法を超えた補償”をすると発表した。それが“事実かどうかを追及しない”と言っていると誤解された側面もある。 その曖昧な線引きが誹謗中傷を生み出し、被害者をさらに苦しめた可能性も否めないだろう――。 (日本いのちの電話連盟) ・フリーダイヤル0120-783-556(毎月10日午前8時~翌日午前8時) ・ナビダイヤル0570-783-556(午前10時から午後10時まで)
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