「無料修繕」に注意 富山県内で業者かたる詐欺か
能登半島地震を巡り、富山県内で「瓦を無料で修復すると持ちかけられた」との相談が県警に寄せられた。県警は5日、災害に便乗した悪徳商法や詐欺に注意を呼びかけ「無料という言葉につられてしまえば、相手の思い通りだ」と警告する。 生活安全企画課によると、3日午後5時ごろ、県東部の住宅に男性が「近くの住宅の瓦を直していたら、外れそうなものを見つけた」と訪れ無料修繕を提案。連絡先のメモを残していったが、近くの住宅にそのような業者は来ていないことが分かったという。 4日午後1時ごろには、男性が県西部の住宅の屋根によじ登り、瓦の無料修理を持ちかけて名刺を置いて立ち去ったという。 同課は、被災住宅の無料修繕を装って高額な修理代金を請求する詐欺や義援金・寄付金詐欺に警戒が必要とし「迷ったら相談してほしい」としている。